地震が起きていないのに鳴りだして、慌てて見れば広告。ユーザーが頭に来て「プチ炎上」になった。
2013年3月号 BUSINESS
昨年11~12月、ソフトバンクモバイル(SBM)のiPhone5ユーザーの間で、ちょっとした騒ぎが起きた。一部iPhone5の「緊急地震速報」が、地震が発生していないのに鳴りだす現象があったからだ。マナーモードに設定していたはずの端末がけたたましく鳴れば、すわっ、地震かと誰しも身構える。ところが、メッセージを読むと、地震や災害とは無関係のゲームの広告や緊急性のない通常のニュース配信だった。警報がソーシャルゲームの宣伝だったりしたのだから、ユーザーが面食らうのも当然だろう。 その時点で緊急速報が流れたのは、一定の条件を満たすユーザーに限られていたため、事は大きくならなかった。だが、12月7日は違ったのである。東北地方でマグニチュード7.3の強い地震が発生、宮城県には津波警報も発令され、「東日本大震災を思い出してください」と連呼するNHKのアナウンサーの声に、「3・11」 ………
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