号外速報(5月27日 19:50)
2020年6月号 DEEP [号外速報]
賭けマージャン問題で辞職した東京高検の黒川弘務・前検事長。懲戒処分より軽い「訓告」となった経緯について各紙報道が喧(かまびす)しいが、主な筋は「法務省は懲戒処分を申し出たのに、首相官邸がひっくり返した」というものだ。しかし本誌が入手した真相は異なる。法務省みずからが訓告を強く求め、安倍晋三首相も同調。懲戒処分を最後まで主張したのは森雅子法相だけだったというのだ。そこに横たわるのは、官僚機構や検察内部の歴然たる「男の世界」の悪弊だ。
「検事はみんなマージャンしてます。今回懲戒処分にすると、ほかの人もそうしないといけなくなります……」5月20日の週刊文春報道を受け、黒川の処分を検討するため開いた法務省の幹部会議――。何と黒川への懲戒処分を避けようとする声一色だったという。「賭けマージャンは悪いことだが、これまでそれで懲戒になった人はいない……」法務 ………
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